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【原油スプレッド】海外FXブローカー別にトレード環境を比較してみた

原油(OIL、WTI、BRTと呼ぶ)はFXトレーダーの中でも非常に人気なCFD取引商品です。

とにかく人気の理由は値動きの激しさにあり、世界の情勢、特に原油の産油国の意向や政治状況によって大きく変動を起こし、通貨ペアよりもボラティリティが大きく「短期的にも中長期でも爆益の可能性を秘めている」からです。

原油(OIL)は特に世界の海外FXトレーダーの中でも多く取引されていて、

今回は原油のスプレッドやスワップ、レバレッジなどの取引環境を海外FXブローカー毎に比較してまとめてみました。

もくじ

原油CFDの特徴とは?短期間で爆益の可能性たっぷり?

原油の最も大きな特徴は値動きが非常に大きい事でしょう。

下記のように1時間足でみてみますと、僅か2時間の間に、75.16ドルから72.22ドルまで下落し2.94ドル(294Pips)も短期間の間に値動きが出る事もあります。

これは1ロットですと1,000バレル(原油1,000)ですので、仮に売りポジションを持っていると2,940ドルの利益(約41万円)が2時間の間で取れてしまうという事です!(0.1ロットですと294ドルドル、0.01ロットですと29.4ドル)

それだけ値動きが大きく、短時間での勝負にも強く、短期決済での「スキャルピング」その大きな値動きを狙って中期での「デイトレード」、長期での「スイングトレード」にも強いため、大きなロットでリスクを取ってでも利益をとりに行きたいというトレーダーに大人気なのです。

原油を海外FX業者で取引する最大のメリットは何と言っても「ハイレバレッジ」が使えるという事でしょう。日本国内業者ですとスプレッドは比較的低いのですが、最大20倍までしかレバレッジを掛けれない為、資金力に相当余裕のあるトレーダー以外はなかなか大きな利益を取るのが難しいと考えられます。

原油(WTI原油、ブレント原油)という資産の特徴

原油(OIL)は地球上でも産油できる地域が限られています。

つまり、世界で原油を算出出来ない国は産油国から原油を購入する必要があり、需要と供給のバランスによって価格が決まっています。

世界の原油の埋蔵量と生産量

一体、どの国が原油を産出しているのか気になりますよね?ということで世界の原油の埋蔵量についてみてみましょう。※あくまでも確認埋蔵量で産出量ではありません。

下記は、2020年末の世界の原油確認埋蔵量の円グラフです。

上記の通り世界に埋蔵量が多いのはいわゆる中東地域ということが見てわかると思います。世界の48.3%が中東、32.7%がアメリカ、カナダ、米国が占めていて意外にもロシアは6.2%と世界対比ですとそこまで多くないということがわかります。

更に、世界の生産量を見ていきましょう!(2020年)

順位国名生産量(1,000バレル/日量)(2020年)
1アメリカ合衆国16,476
2サウジアラビア11,039
3ロシア10,667
4カナダ5,135
5イラク4,114
6中華人民共和国3,901
7アラブ首長国連邦3,657
8イラン3,084
9ブラジル3,026
10クウェート2,686
ソース元:外務省ホームページ
出典:BP Statistical Review of World Energy 2021 – Oil: Production

上記の通り、埋蔵量と生産量は違い、中国が6位に入っていることには驚かれた方も多いかもしれません、しかし中国は人口も多いので消費量も多く輸入もしています。

原油の生産量で注目していきたい点としては「中東地域が多い」ことでしょう。中東地域を中心としたOPECがあり、世界の原油の生産量の決定は「国の収入の多くを占める原油を出来るだけ高い値段で売りたい、国が赤字にならないようにしたい」という思惑などもあり、不景気やコロナのパンデミックなどのような需要が減る局面では「生産量を減らす」という決定が下されることがあります。

ですのでOPEC会議での決定事項はトレードをする際にも非常に重要なポイントとなるため、原油を取引する際は、OPEC会議の直近での情報や動向をしっかりキャッチしておきましょう!

OPECとは?

1960年9月14日に設立された組織です。

日本語で「石油輸出国機構」

英語で「OPEC」Organization of the Petroleum Exporting Countriesの略です。

石油産出国の利益を守ることを目的として、イラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラの5か国を加盟国としていたものの、後に加盟国は増加し、2020年9月現在では13か国が加盟となっています。

これらの加盟国で定期的に会合を開き、先の原油の「増産もしくは減産」などが決定されます。

WTI原油とブレント原油の違い

海外FX業者で原油を取引する際にWTI原油(OILまたはWTI)とブレント原油(BRTまたはBrent)があります。

その違いについてみていくためにまずはそれぞれの特徴についてみていきましょう。

WTI原油

WTI原油は、(ウエスト・テキサス・インターメディエイト)の略でその名の通りアメリカ産の原油です。1984年にNYMEXに上場されました。

先物商品として世界の原油価格の目安として取引量も多く、世界の情勢などに大きく価格が変動をしています。取引規模が大きいので価格の信頼性もあり、FXトレーダーの中でも最も多く取引されているエネルギー関連の商品がWTI原油です。

ブレント原油

ブレント原油(Brent)は、イギリスの北海にから産出される原油のことで、ブレントという名前は岩層区分のBroom、Rannoch、Etive、NessとTarbertから取られています。特性としては海上油田というところもWTI原油とは違うところです。

主にヨーロッパで実需として多く取引されています。

また1988年6月のIPE(ロンドン国際石油取引所)に上場したことにより、様々な投資家が先物投資に参加し、活発に取引されていることから、WTI原油に次いで多く取引されています。

かつてはWTI原油より1ドル程度安かったのですが現在ではブレント原油の方が高い傾向にあります。

結論 WTI原油とブレント原油ではどちらで取引をするべきか

WTI原油(WTI)、ブレント原油(BRT)、どちらも同じ「原油」であることに間違いはないのですが、どちらで取引すればいいのだろうと迷ってしまいますよね!

結論は、「世界の情勢で値動きが出やすいのは取引量の多いWTI原油が無難」と言えるでしょう。

特に下記の毎週水曜日に発表される原油在庫の経済指標などは大きなボラティリティが置きやすく、アメリカから発信されるものなのでWTI原油と関連性が非常に高いのです。

経済指標のチェックは様々なサイトがありますが、MT4、MT5を提供しているメタクォーツ社が提供している

原油(OIL、BRT)は世界情勢変化によるボラティリティ

原油(OIL、BRT)には世界情勢によって大きなボラティリティがもたらされます。

皆さんの記憶にも新しいかと思いますが2020年3月にコロナウイルスで世界のほとんどの国でロックダウンや移動、渡航制限がありましたよね。

そんな中で一番衝撃的だったのが「WTI原油」なんです。以下のチャートを見てみましょう!

なんと驚異のマイナス40ドル台にまで下落しました。これはコロナウイルスのロックダウンによる移動制限から原油への需要が圧倒的に減るというパニック売りが止まらなくなり、投資家が売ったということです。

その後に20ドル台、40ドル台と短期間で価格を戻していっている点からも原油(OIL、BRT)のボラティリティの高さを物語っています。

原油(OIL、BRT)のボラティリティの大きな局面では爆益の大チャンスとなる可能性があります。反面、大きな損失となるリスクもありますので、トレードの際は細心の注意を払いながら原油をトレードしましょう!

海外FX業者の原油(WTI、BRT)ペアのスプレッド一覧

原油をハイレバレッジで大きなロット数で取引が出来る海外FX業者を利用する際に、スプレッドの比較もみてみましょう!

海外FX業者によって、長所短所がそれぞれありますのでみていきましょう!

OIL/USD(WTI原油)スプレッド、スワップ一覧

海外FX業者 OIL/USDスプレッド OIL/USDスワップ レバレッジ 取引期限 ボーナス
XM TradingXMスタンダード口座(WTI現物) 3.0Pips 買い/-1.25
売り/0.03
200倍 ⭕️
XM TradingXMスタンダード口座(WTI先物) 3.0Pips スワップフリー 66.6倍 有(1ヶ月) ⭕️
XM TradingXM極口座 取引不可 取引不可 取引不可 取引不可
easyMarkets MT4 VIP口座(先物) 3.0Pips(完全固定) 買い/-10.06982
売り/-2.25024
200倍 有(1ヶ月) ⭕️
easyMarkets MT5(先物) 1.1Pips(変動) 買い/-10.06982
売り/-2.25024

400倍(ボーナスなし)

200倍(ボーナスあり)

有(1ヶ月) ⭕️※

Exness
スタンダード口座(現物)

6.2Pips 買い/0
売り/
−3.9
優待スワップフリー
200倍
Exness
プロ口座(現物)
3.9Pips 買い/0
売り/
−3.9
優待スワップフリー
200倍
BigBoss
スタンダード口座
15.7Pips 買い/-0.46
売り/-0.26
最大100倍 ⭕️
BigBoss
プロスプレッド口座
取引不可 取引不可 取引不可 取引不可 取引不可
AximTrade
スタンダード口座
15Pips 買い/-0.11
売り/-0.03
200倍 不定期
AximTrade Infinite口座 取引不可 取引不可 取引不可 取引不可

 

となっています。

WTI原油(OILUSD)は世界でも沢山の投資家が取引に参加している人気取引商品です。

その中でも最小スプレッドであるという点に着目すると、easyMarketsのMT5口座1.1Pipがダントツで低いです。また、固定スプレッドのeasyMarketsのMT4 VIP口座であれば3.0Pipsで完全固定スプレッドで取引ができるため、ボラティリティにも強く安定してトレードが出来るという点では隠れた最強口座かもしれません。easyMarketsのWTI原油は取引有効期限が1ヶ月ごとにあるので有効期限さえ気をつければ、全ブローカーの中でも最強と言っても過言ではありません。

また、XMスタンダードアカウントで有効期限のないスポット原油も取引ができますし、スプレッドが変動ではありますが3.0Pipsと他社に比べても狭いスプレッドを提供していて、総合的に評価の高いXMもいいかもしれません。

WTI原油に関してはスプレッドという観点でいうと、Exness、Bigboss、AximTradeでは少し厳しいかもしれません。

BRT/USD(ブレント原油)スプレッド、スワップ一覧

海外FX業者 BRT/USDスプレッド BRT/USDスワップ レバレッジ 取引期限 ボーナス
XM TradingXMスタンダード口座(ブレント現物) 3.0Pips 買い/0.77
売り/-2.07
200倍 ⭕️
XM TradingXMスタンダード口座(ブレント先物) 3.0Pips スワップフリー 66.6倍 有(1ヶ月) ⭕️
XM TradingXM極口座 取引不可 取引不可 取引不可 取引不可
easyMarkets MT4 VIP口座(先物) 4.0Pips(完全固定) 買い/-10.74
売り/-2.40
200倍 有(1ヶ月) ⭕️
easyMarkets MT5(先物) 1.1Pips(変動) 買い/-10.74
売り/-2.40

400倍(ボーナスなし)

200倍(ボーナスあり)

有(1ヶ月) ⭕️※

Exness
スタンダード口座(現物)

11.3Pips 買い/−0.156
売り/
−4.55
200倍
Exness
プロ口座(現物)
7.3Pips 買い/−0.156
売り/
−4.55
200倍
BigBoss
スタンダード口座
14.3Pips 買い/-0.47
売り/-0.25
最大100倍 ⭕️
BigBoss
プロスプレッド口座
取引不可 取引不可 取引不可 取引不可 取引不可
AximTrade
スタンダード口座
15Pips 買い/-0.07
売り/-0.08
200倍 不定期
AximTrade Infinite口座 取引不可 取引不可 取引不可 取引不可

 

ブレント原油(BRTUSD)はWTI原油の次に原油の中で世界でも沢山の投資家が取引に参加している人気取引商品です。

その中でも最小スプレッドであるという点に着目すると、easyMarketsのMT5口座1.1Pipがダントツで低いです。また、固定スプレッドのeasyMarketsのMT4 VIP口座であれば4.0Pipsで完全固定スプレッドで取引ができるため、ボラティリティにも強く安定してトレードが出来るという点では隠れた最強口座かもしれません。easyMarketsのWTI原油は取引有効期限が1ヶ月ごとにあるので有効期限さえ気をつければ、全ブローカーの中でも最強と言っても過言ではありません。

また、XMスタンダードアカウントで有効期限のないスポット原油も取引ができますし、スプレッドが変動ではありますが3.0Pipsと他社に比べても狭いスプレッドを提供していて、総合的に評価の高いXMもいいかもしれません。

WTI原油に関してはスプレッドという観点でいうと、Exness、Bigboss、AximTradeでは少し厳しいかもしれません。

海外FX口座の残高毎のレバレッジ制限

原油(OILUSD、BRTUSD)毎の「スプレッド」「スワップ」「レバレッジ」の一覧を見てきましたが海外FX業者毎のレバレッジ制限についても見てみましょう。

※こちらは主に通貨ペア、ゴールドのレバレッジ制限ですので原油CFDのレバレッジは前述の通りとなりますが、ブローカーを比較する際の参考になれれば幸いです。

XM Tradingの残高毎のレバレッジ制限

XMの通貨ペアの残高毎のレバレッジ制限は以下の通りとなります。

証拠金残高最大レバレッジ
$0〜$40,0001,000倍
$40,001〜$80,000500倍
$80,001〜$200,000200倍
$200,001以上100倍

となります。

40,000ドルとなると日本円に換算すると約500万円以上ですので、数万円から数十万円単位で取引をされる方は特段気にする必要はないでしょう。また、制限後も80,000ドル、約1千万円まで500倍のレバレッジで取引出来るのでハイレバレッジの恩恵を受けることは十分に可能です。(XMゼロ口座は最大レバレッジ500倍からスタート)

また、経済指標時のレバレッジ制限もありません!※経済指標のみを狙ったトレードは利用規約に抵触しますので気をつけましょう。

easyMarketsの残高毎のレバレッジ制限

easyMarkets(イージーマーケッツ)には残高毎のレバレッジ制限も経済指標時のレバレッジ制限もありません。

但し、プラットフォーム毎に最大レバレッジが変わってきますので以下を見てみましょう!

プラットフォームレバレッジスプレッドタイプレバレッジ制限
easyMarkets
ウェブ・スマホアプリ
200倍完全固定スプレッドなし
TradingView
(専用プラットフォーム共通)
200倍完全固定スプレッドなし
MT4
(スタンダード・プレミアム・VIP)
400倍完全固定スプレッドなし
MT5(ボーナスあり)500倍変動スプレッドなし
MT5(ボーナスなし)為替最大2,000倍
金属(ゴールド)最大1,000倍
変動スプレッド残高1万ドル以上で最大レバレッジ500倍

Exnessの残高毎のレバレッジ制限

取引コストは業界トップクラスのExness(エクスネス)ですが、ボーナスがない点と経済指標や残高毎にレバレッジ制限がありますのでチェックしておきましょう。

証拠金残高最大レバレッジ
$0〜$999無制限
$1,000〜$4,9992,000倍
$5,000〜$29,9991,000倍
$30,000以上500倍

となっています。

3万ドル(420万円程度)を超えるとレバレッジ500倍となりますが、極端に大きなロット数を持たない限りは気になるようなレバレッジの制限レベルではないですので問題なく取引できますね!

Exness経済指標発表時のレバレッジ制限

Exnessでは経済指標の発表時に以下の通りレバレッジ制限があります。

経済指標発表時レバレッジ
経済指標発表5分から15分前後200倍

アメリカでの雇用統計や消費者物価指数など経済指標の発表前後はレバレッジが最大200倍になります。取引ポジションのボリュームなどに気をつけながらトレードしていきましょう!

また、アメリカのみならず、イングランド銀行の金利政策の発表時にはポンドペアのレバレッジが制限されますので、経済指標のスケジュールの確認がポイントですね!

BigBossの残高毎のレバレッジ制限

BigBossでのレバレッジ制限についてみていきましょう。

口座残高(ドル口座、日本円口座共通)最大レバレッジ
$0~$19,9991,111倍
$20,000~$49,999555倍
$50,000~$99,999200倍
$100,000以上100倍

✅日本円口座もドル換算して上記表の通りレバレッジ制限がある。

✅複数口座を使い分けている場合も全ての口座を合計した残高でレバレッジ制限が掛かる。

レバレッジ制限「対象」銘柄

・為替ペア(メジャー通貨)・金属類ペア

レバレッジ制限「非対象」銘柄

・為替ペア(マイナー通貨)・株価指数(インデックス)→レバレッジ100倍固定(日経平均225は200倍で固定)

・暗号通貨→レバレッジ50倍で固定

AximTradeの残高毎のレバレッジ制限

スタンダード口座
資金 レバレッジ 経済指標
起点 終点
$1 $1,000 3000倍 1000倍
$1,001 $5,000 2000倍 1000倍
$5,001 $10,000 1000倍 500倍
$10,001 $30,000 500倍 500倍
$30,001 $50,000 200倍 200倍
$50,001 それ以上 100倍 100倍

 

INFINITE口座
資金 レバレッジ 経済指標
起点 終点
$1 $1,000 無限 1000倍
$1,001 $2,000 3000倍 1000倍
$2,001 $5,000 2000倍 1000倍
$5,001 $10,000 1000倍 500倍
$10,001 $30,000 500倍 500倍
$30,001 $50,000 200倍 200倍
$50,001 それ以上 100倍 100倍

 

原油は海外FXのハイレバレッジかつ信頼のできるブローカーでトレードしましょう

原油(OILUSD、BRTUSD)ペアはその大きなボラティリティから非常に人気の取引商品です。経済指標、金融政策など特にアメリカの原油在庫調査、世界情勢、OPECに関連しているイベント時には非常に大きなボラティリティがあります。

トレードにおいてはもちろんリスクもありますが、ボラティリティの大きさから爆益の可能性も十分にあると考えてもいいかもしれませんね!

信頼のおける海外FX業者を選定して、原油(OIL、BRT)を取引しましょう!

もちろん、海外FX業者の中には出金が出来ないなど危険な業者も存在していますので、お時間のある方は以下も是非チェックしていただけると幸いです。

海外FX高額入金トレーダーは出金拒否のリスクに細心の注意を払いましょう

海外FXで100万円以上もしくはそれ以上の入金をして取引をされるトレーダーの方は特に金額が大きくなってくると、利益が大きくなることもあります。

そこで気をつけておきたいのが「高額入金するべきではない海外FX業者」を実際に起こった出金トラブルから紹介していきます。(当サイトでは出金に問題が起こる可能性が低いブローカーを厳選して記事を執筆しております。)

入金を控えるべき海外FX業者

実際に起こった出金の問題から「入金しても元本も長い間or永遠に出金がされない可能性が極めて高い海外FX業者」を挙げます。

  • HAST FOREX
  • Gem Forex

危険度☆5つ HAST FOREX(ハストフォレックス)

2022年8月頃から運営を開始した海外FX業者と謳いながらも実態は金融庁の許可を得ず400倍のレバレッジで日本で運営していた業者です。つまり違法業者です。

口座開設ボーナスを2万円、入金ボーナス200%と高額のボーナスでトレーダーを集めたものの、出金が突然遅れ始め、TwitterやSNS上が大きく炎上しました。入金した金額が返ってきていない総額は数億円規模に上ると言われています。

仮にホームページに入れたとして、入金ページに進んだとしても、経営者陣営がインフルエンサーが警察沙汰にしており行方がわかっていない状況でもあり、絶対に入金しないようにしましょう。

危険度☆5つ Gem Forex(ゲムフォレックス)

元来日本ユーザーに親しまれてきた「100%、時には200%、300%以上の高額ボーナス」を提供してきた海外FX業者ですが、2022年11月頃に提供した300%ボーナスを長期間行い、一見トレーダーからすると「魅力的」なプロモーションでしたが、こちらを利用して取引したトレーダーの出金が2023年1月以降辺りから出金申請すると、2023年4月末現在まで入金原資も出金が完了していない状況となっています。

こちらも4月末段階で数ヶ月以上に渡り出金が完了してないユーザーで軽く数億円程度に上ると考えられます。

こちらは現段階で詐欺かと断定するのは難しいですが、GemForexは海外FXか?世界にトレーダーはいるのか?という点ですと、英語でGemForexについて調べてみると、やはり低評価で尚且つ世界各地でトレーダーがいるというわけでもない可能性が非常に高いと思われます。また、出金が完了していない理由として「LP審査」(Liquidity Providerいわゆるチャートの流動性を提供している業者)を行なっているというGemForex側の弁明ですが、他の海外FX業者でそういった類の出金遅延理由を日本語でも英語でも見当たらなかったことから「純粋にGemForex側で資金がない」と考えられるのではないでしょうか。2022年11月頃に提供していた300%などのボーナスに加えてドル円の大幅な変動から集中した高額出金が相次いだ為、資金ショートしたものだと考えられます。

TwitterでGemForexと調べれば多くの方が数ヶ月以上出金が完了しておらず怒りの声が続出しています。特に高額の入金をされている方は入金しても出金されない可能性が極めて高いため入金及び取引は当サイトでは一切おすすめ致しません。(口座開設ボーナスも2万円など高額ですが、本人確認書類を提供する必要もありトラブルの可能性となりますので利用の際は細心の注意を払いましょう。)

高額入金する場合は「出金がしっかりできる業者」を選びましょう

海外FXを選ぶ際に気をつけたいところは、取引コストや高いボーナスだけではありません。何を述べたいかというと、スプレッドが低い、高率のボーナスをなぜあえて一部海外FX業者はやらないかというと、極端に低いスプレッドや高率ボーナスは「値下げ」「還元」が行き過ぎるリスクがあるからです。

恐らく「全て自動化して人員を削減すれば早いじゃないか」と思われるかもしれませんが、逆に今全て人がおらずロボットが作業を処理しているような業種や会社はほとんどゼロに近いと思います。

海外FX業者にも当然、運営するだけのコスト(人件費、それこそMT4やMT5を提供するための費用から人件費などなど)は必要となるので、最低限海外FX業者にも「何かあった際にトレーダーに迷惑をかけないための準備」は必ず必要となると考えられます。

高額入金する方は「運営がしっかり行われているか」にも注目したい

そういった中で信頼性を推し量るという点では「運営歴の長さ」「評判」「実質日本人向けにだけ提供しているような偏った業者ではないか」という点を見極める必要があると思います。

当サイトで記載したから絶対に責任が持てるというわけではありませんが、

XM Tradingですと運営歴、特に日本語対応してから長い歴史がありますし、大きな出金拒否をこれだけ長い期間サービスを提供しているにも関わらず起こしていませんし、

日本語対応は2019年後半からと比較的新参と見られがちですが、レアル・マドリードがスポンサーのeasyMarketsは運営は2001年からと海外FX業者の中でも最古となっており、世界各地からのレビューが集まっています。

いずれも、スプレッドやボーナスにおいて「業界内で1番ではない」という点です。

それでもこれだけ海外FX業者が多い中で長く運営を続けてきているということは、海外FX業者のあるべき姿をしっかり理解しながらもXMですとボーナスは付与されませんが極口座という非常にスプレッドが低い口座を提供しています。

easyMarketsですとMT5で低い変動スプレッド、MT4ですとドル円1.2Pips完全固定と健全な運営の範囲内で最大の取引環境を提供しています。

海外FX業者選定は「カタログ上」だけでは選びきれないから難しい

海外FX業者を選ぶ際に「口座開設ボーナス」「低いスプレッド」「より高いレバレッジ」「高率の入金ボーナス」だけをみれば簡単に比較することはできます。

しかし、今回HAST FOREXやGemForexが原資まで返金しないような出金拒否を起こすとはあまり誰も予想していなかったのではないでしょうか。

実際に当サイトで海外FXを紹介している筆者としては、ほんの数社が起こした問題で「真っ当な海外FXファン」の方まで不安な気持ちになっているという現状は非常に悲しいことです。

皆様が本来エネルギーを注ぐべき「トレードの戦略」以外に悩みの種を増やしたりトラブルに巻き込まれないよう、情報発信をしていきます!