海外FXまとめコラム

海外FXの入金予算はどれぐらいが適切?少額から高額トレーダーまで期待収益と出金拒否などのトラブル回避

海外FXを利用する際に、入金する予算はどれぐらいがいいか?とお悩みの方は多いかと思います。

また、近頃では「この業者は本当に大丈夫なのか?」「原資まで出金ができなくなるような事はないだろうか」とトレードに挑む前から余計な不安を感じてしまう方も多いと思います。

この記事では、

  1. 少額、高額入金した際に証拠金別、取引ロット数の目安と期待値
  2. リスクに対する考え方
  3. 入金出金のコスト
  4. 入金してはいけない業者とその選定方法

がわかります。

※通常の記事では申し上げる事はないのですが、この記事では「普通にトレードしているトレーダーの原資までが不安に脅かされるリスク」について後半部分に多く記述しています。少し長い記事となってしまいますが、是非、是非、トレードを今もされている方、お休み中の方、単に興味で当サイトへお越し頂きました方、全ての方へ最後まで読んでいただけますとみなさまのトラブル回避に向けて少しでもお役に立てられるかと思います。

そもそも海外FXの魅力とは?

海外FXの一番の魅力は国内FXの最大レバレッジ25倍に比べて海外FXですと200倍〜1,000倍程度の高いレバレッジを使うことができます。

つまり、ドル円で1ロット100,000通貨のポジションを保有する場合、「国内FXと海外FX」を比較した場合以下の通りとなります。

国内FXブローカー海外FXブローカー
レバレッジ最大25倍最大200倍〜無制限
1ロット(10万通貨)辺り
必要証拠金(USDJPY)
約52万円
(USDJPY10万通貨)
(レバレッジ25倍)
約3.25万円
(USDJPY10万通貨)
(レバレッジ400倍)
スプレッド非常に狭い国内に比べるとやや広い
スワップフィープラススワップのペア多数プラススワップが少なく
マイナスとなるペアが多い
取引ボーナス基本的にない多数のブローカーでボーナス付与有
追証(残高以上の損失)有り無し
取引プラットフォーム基本的に
証券会社独自プラットフォーム
MT4、MT5が大半
easyMarketsは独自プラットフォーム有り
日本語対応有り有り
※1ドル130円として換算

少ない証拠金でより大きなポジションを取れるのでより大きな利益を狙うことが出来るのが海外FXの最大の魅力です。

つまり、数千円の少額入金者でも相場や状況次第では数十万の利益の獲得の可能性だって可能ということです!

※リスクも伴うのでFXトレードは必ず自己判断と自己責任で行いましょう。

海外FXで少額で入金する目安と期待値

まず海外FXで入金する際に、少額からでも開始が可能となります。

最低入金額は業者によってまちまちではありますが、1ドルから入金を受け入れいている海外FX業者もあります。

ここでは数千円の少額から入金を検討されている方へ目安を作ってみました。

レバレッジは海外FX業者の平均値の500倍とします。

【ドル円(USDJPY)でレバレッジ500倍で取引した場合の目安】

入金金額最大保有可能ポジション
サイズ(おおよそ)
ドル円が0.1円(10Pips)
動いた際の増減
ドル円が1円(100Pips)
動いた際の増減
ドル円1円変動の相場に耐えうる
推奨入金額
3,500円0.13ロット(13,000通貨)±1,300円±13,000円15,000円程度
5,000円0.19ロット(19,230通貨)±1,900円±19,000円21,000円程度
1万円0.38ロット(38,000通貨)±3,800円±38,000円40,000円程度
2万円0.76ロット(76,000通貨)±7,600円±76,000円78,000円程度
3万円1.14ロット(114,000通貨)±11,400円±114,000円135,000円程度
4万円1.52ロット(152,000通貨)±15,200円±152,000円180,000円程度
5万円1.9ロット(190,000通貨)±19,000円±190,000円210,000円程度
※1ドル130円として換算 ※上記はあくまでも目安です ※スプレッド分は換算していませんがここから1.5Pips程度(1ロットあたり1,500円)のスプレッド分が取引手数料となります。

ここに入金ボーナスがあると、最大保有可能なサイズは増えます。

もちろんレバレッジが1,000倍や2,000倍に増えると出力は上がるのでさらに大きなポジションを保有出来るのですが、少ない証拠金での大きすぎるポジションの保有は相場の変動次第ではすぐに資金が溶けてしまいます。とてもトレードと言えるような状況ではなく、ギャンブル化してしまう側面もありますので気をつけておきましょう!

※レバレッジが高すぎるからと言って決して悪いわけではありません。しかし、レバレッジが高すぎると大きく勝ちを狙いにいきすぎて大きなリスクの中トレードしなくてはいけません。一般的にレバレッジは400倍から500倍程度に留めておくことが一番効率よく取引ができると言われています。

上記の相場変動による期待値は非常に大きなものとなります。

1ポジションでも大きな利益獲得のチャンスは十分にありますし、獲得した利益から更に増やしていくことも出来るので様々な取引商品から利益獲得の可能性を広げることも可能です!

海外FXで高額で入金する目安と期待値

トレードに慣れた方や、高額で余裕のある証拠金を用意して海外FXのトレードに臨みたい方もおられると思います。

ここでは10万円〜500万円程度の入金を検討されている方へ目安を作ってみました。

レバレッジは海外FX業者の平均値の500倍とします。

【ドル円(USDJPY)でレバレッジ500倍で取引した場合の目安】

※1度に50ロット以上の保有を認めていないブローカーが多いので50ロットまでとします。

入金金額最大保有可能ポジション
サイズ(おおよそ)
ドル円が0.1円(10Pips)
動いた際の増減
ドル円が1円(100Pips)
動いた際の増減
ドル円1円変動の相場に耐えうる
推奨入金額
10万円3.8ロット(380,000通貨)±38,000円±380,000円40万円程度
20万円7.6ロット(760,000通貨)±76,000円±760,000円80万円程度
30万円11.4ロット(1,140,000通貨)±140,000円±1,400,000円150万円程度
50万円38ロット(3,800,000通貨)±380,000円±3,800,000円400万円程度
100万円50ロット(5,000,000通貨)±500,000円±5,000,000円600万円程度
200万円50ロット(5,000,000通貨)±500,000円±5,000,000円600万円程度
500万円50ロット(5,000,000通貨)±500,000円±5,000,000円600万円程度
※1ドル130円として換算 ※上記はあくまでも目安です ※スプレッド分は換算していませんがここから1.5Pips程度(1ロットあたり1,500円)のスプレッド分が取引手数料となります。

ここに入金ボーナスがあると、最大保有可能なサイズは増えます。

但し海外FX業者によって保有ポジションの目安が50ロットまでとなっているケースもありますので一旦目安表では50ロットを上限とさせて頂きます。

もちろんレバレッジが1,000倍や2,000倍に増えると出力は上がるのでさらに大きなポジションを保有出来るのですが、入金した金額(証拠金)に見合わない大きすぎるポジションの保有は相場の変動次第ではすぐに資金が溶けてしまいます。とてもトレードと言えるような状況ではなく、ギャンブル化してしまう側面もありますので気をつけておきましょう!

※レバレッジが高すぎるからと言って決して悪いわけではありません。しかし、レバレッジが高すぎると大きく勝ちを狙いにいきすぎて大きなリスクの中トレードしなくてはいけません。一般的にレバレッジは400倍から500倍程度に留めておくことが一番効率よく取引ができると言われています。

高額を入金するとより大きなポジションを保有することが可能となります。しかし損失した際も大きく損失するリスクが増えます。

しかし高額を入金するメリットは、例え1ロット(10万通貨)以上の大きなポジションを保有しても、相場の変動の波に飲み込まれずにポジションをキープできるところにあります。

高額を入金したからと言って絶対に損失するわけではないので、リスクも考えながら保有するポジションのサイズを決めていきましょう!

海外FXの入金予算は自分の損失許容範囲額で行いましょう

当たり前の話になるかもしれませんが、国内FXでも海外FXでもレバレッジを使って取引をするので相場が大きく変動した際には、大きく利益が出たり、損失が出ることもあるでしょう。

そんな中で利益を取れるに越したことはありませんが、反面リスクもつきまといます。

入金金額を行う場合は、必ずご自身の損失許容範囲額で入金してトレードしましょう!

例えば1ヶ月に自由に使えるお金が3万円の方が、クレジットカードを使ったり生活費を削り5万円入金してトレードすると、スタート地点の時点で精神的に追い込まれている状態です。これでは冷静にトレードするべきものが

海外FX業者によって入出金の手数料などはそれぞれですが(後述)、ご自身に合った無理のない金額でトレードしていきましょう。

海外FX少額トレーダーは入出金手数料にも注意が必要

「入出金手数料」を気にする方はあまり多くないかもしれません。

「ボーナス」「スプレッド」のキャンペーンや取引環境にだけ着目されている方が大半だと思いますが、それは半分正解で半分不正解であると認識しておくべきです。

特に少額で海外FXにチャレンジされる方は、入金時や出金時に「少額での入出金の場合に発生する手数料」に着目してみましょう!

入金時に手数料が発生するケース

BigBossですと、国内銀行送金で入金する場合に5万円未満の場合は、別途入金手数料1,000円がBigBossから差し引かれます。つまり、10,000円入金した場合は9,000円の証拠金になるので、最初から10%資金を減らした状態から始まるということになります。

出金時に手数料が発生するケース

XMですと、いかなる方法で入金した場合も、入金金額を上回った利益は全て「銀行口座宛」への出金となります。この際に銀行口座宛への出金が40万円を下回った場合は出金手数料2,500円が別途XM側から差し引かれます。40万円以上の利益が取れれば問題ないのですが、数千円から数万円の少額単位でトレードする方にとってはこまめな出金は手数料が嵩んでしまうので注意しておきましょう。

逆に入出金手数料を無料にしている海外FX業者もあります。無料だから怪しい!と思うかもしれませんが、運営歴がなんと2001年からと海外FX業界でも最古の海外FX業者です。

入出金手数料が無料のケース

easyMarketsなら入出金手数料が完全無料となります。入出金の最低金額が10,000円からと少額でも資金の出し入れが非常にしやすい仕様となっています。

※別途銀行側、Bitwallet側、仮想通貨のトランザクション手数料などからどうしても発生してしまう手数料数百円は自己負担となります。

また、Exnessも入出金手数料完全無料としています。

少額での入出金を行う方には、easyMarketsなら長い運営歴で大きなトラブルもなく世界展開で運営している海外FX業者なので安心ですね♪

海外FX高額入金トレーダーは出金拒否のリスクに細心の注意を払いましょう

海外FXで100万円以上もしくはそれ以上の入金をして取引をされるトレーダーの方は特に金額が大きくなってくると、利益が大きくなることもあります。

そこで気をつけておきたいのが「高額入金するべきではない海外FX業者」を実際に起こった出金トラブルから紹介していきます。(当サイトでは出金に問題が起こる可能性が低いブローカーを厳選して記事を執筆しております。)

入金を控えるべき海外FX業者

実際に起こった出金の問題から「入金しても元本も長い間or永遠に出金がされない可能性が極めて高い海外FX業者」を挙げます。

  • HAST FOREX
  • Gem Forex

危険度☆5つ HAST FOREX(ハストフォレックス)

2022年8月頃から運営を開始した海外FX業者と謳いながらも実態は金融庁の許可を得ず400倍のレバレッジで日本で運営していた業者です。つまり違法業者です。

口座開設ボーナスを2万円、入金ボーナス200%と高額のボーナスでトレーダーを集めたものの、出金が突然遅れ始め、TwitterやSNS上が大きく炎上しました。入金した金額が返ってきていない総額は数億円規模に上ると言われています。

仮にホームページに入れたとして、入金ページに進んだとしても、経営者陣営がインフルエンサーが警察沙汰にしており行方がわかっていない状況でもあり、絶対に入金しないようにしましょう。

危険度☆5つ Gem Forex(ゲムフォレックス)

元来日本ユーザーに親しまれてきた「100%、時には200%、300%以上の高額ボーナス」を提供してきた海外FX業者ですが、2022年11月頃に提供した300%ボーナスを長期間行い、一見トレーダーからすると「魅力的」なプロモーションでしたが、こちらを利用して取引したトレーダーの出金が2023年1月以降辺りから出金申請すると、2023年4月末現在まで入金原資も出金が完了していない状況となっています。

こちらも4月末段階で数ヶ月以上に渡り出金が完了してないユーザーで軽く数億円程度に上ると考えられます。

こちらは現段階で詐欺かと断定するのは難しいですが、GemForexは海外FXか?世界にトレーダーはいるのか?という点ですと、英語でGemForexについて調べてみると、やはり低評価で尚且つ世界各地でトレーダーがいるというわけでもない可能性が非常に高いと思われます。また、出金が完了していない理由として「LP審査」(Liquidity Providerいわゆるチャートの流動性を提供している業者)を行なっているというGemForex側の弁明ですが、他の海外FX業者でそういった類の出金遅延理由を日本語でも英語でも見当たらなかったことから「純粋にGemForex側で資金がない」と考えられるのではないでしょうか。2022年11月頃に提供していた300%などのボーナスに加えてドル円の大幅な変動から集中した高額出金が相次いだ為、資金ショートしたものだと考えられます。

TwitterでGemForexと調べれば多くの方が数ヶ月以上出金が完了しておらず怒りの声が続出しています。特に高額の入金をされている方は入金しても出金されない可能性が極めて高いため入金及び取引は当サイトでは一切おすすめ致しません。(口座開設ボーナスも2万円など高額ですが、本人確認書類を提供する必要もありトラブルの可能性となりますので利用の際は細心の注意を払いましょう。)

高額入金する場合は「出金がしっかりできる業者」を選びましょう

海外FXを選ぶ際に気をつけたいところは、取引コストや高いボーナスだけではありません。何を述べたいかというと、スプレッドが低い、高率のボーナスをなぜあえて一部海外FX業者はやらないかというと、極端に低いスプレッドや高率ボーナスは「値下げ」「還元」が行き過ぎるリスクがあるからです。

恐らく「全て自動化して人員を削減すれば早いじゃないか」と思われるかもしれませんが、逆に今全て人がおらずロボットが作業を処理しているような業種や会社はほとんどゼロに近いと思います。

海外FX業者にも当然、運営するだけのコスト(人件費、それこそMT4やMT5を提供するための費用から人件費などなど)は必要となるので、最低限海外FX業者にも「何かあった際にトレーダーに迷惑をかけないための準備」は必ず必要となると考えられます。

高額入金する方は「運営がしっかり行われているか」にも注目したい

そういった中で信頼性を推し量るという点では「運営歴の長さ」「評判」「実質日本人向けにだけ提供しているような偏った業者ではないか」という点を見極める必要があると思います。

当サイトで記載したから絶対に責任が持てるというわけではありませんが、

XM Tradingですと運営歴、特に日本語対応してから長い歴史がありますし、大きな出金拒否をこれだけ長い期間サービスを提供しているにも関わらず起こしていませんし、

日本語対応は2019年後半からと比較的新参と見られがちですが、レアル・マドリードがスポンサーのeasyMarketsは運営は2001年からと海外FX業者の中でも最古となっており、世界各地からのレビューが集まっています。

いずれも、スプレッドやボーナスにおいて「業界内で1番ではない」という点です。

それでもこれだけ海外FX業者が多い中で長く運営を続けてきているということは、海外FX業者のあるべき姿をしっかり理解しながらもXMですとボーナスは付与されませんが極口座という非常にスプレッドが低い口座を提供しています。

easyMarketsですとMT5で低い変動スプレッド、MT4ですとドル円1.2Pips完全固定と健全な運営の範囲内で最大の取引環境を提供しています。

海外FX業者選定は「カタログ上」だけでは選びきれないから難しい

海外FX業者を選ぶ際に「口座開設ボーナス」「低いスプレッド」「より高いレバレッジ」「高率の入金ボーナス」だけをみれば簡単に比較することはできます。

しかし、今回HAST FOREXやGemForexが原資まで返金しないような出金拒否を起こすとはあまり誰も予想していなかったのではないでしょうか。

実際に当サイトで海外FXを紹介している筆者としては、ほんの数社が起こした問題で「真っ当な海外FXファン」の方まで不安な気持ちになっているという現状は非常に悲しいことです。

皆様が本来エネルギーを注ぐべき「トレードの戦略」以外に悩みの種を増やしたりトラブルに巻き込まれないよう、情報発信をしていきます。