海外FX業者を既に利用されている方もこれから海外FXを利用される方も、取引上の利用規約に違反してしまうことは避けたいですよね。
知らなかった、では済まされないのが「口座の凍結」など、今後海外FXの業者が使いたくても2度と使えなくなってしまう事を避けたいものです。
海外FX業者を使う側としては、利用規約や禁止事項はなかなか事前に全て熟読する方はいないと思います。
この記事では、一般的にどの海外FX業者でも共通の「禁止事項」「利用規約違反」について解説しています。
利用規約は海外FX業者のみならず他のトレーダーへの適切なサービス提供を守るもの
まず、海外FX業者の「利用規約」「禁止行為」などというと比較的ネガティブなイメージがあると思います。
ただし、利用規約や禁止行為を設けて線引きをしているのには理由があると考える方が良いでしょう。
海外FX業者での利用規約や禁止事項は、全てのトレーダーにサービスを平等に問題なく提供するために海外FX業者側が設定しているガイドラインと認識して良いでしょう。
それでは、具体的にどのようなケースが利用規約違反になるのか、禁止行為になるのかを理由も含めてみていきましょう。
海外業者で提供されるボーナスの悪用
海外FX業者ではプロモーションとしてボーナスを提供しています。
ボーナスとは「口座開設ボーナス」と入金した金額とオファーされているパーセンテージによって貰える「入金ボーナス」です。
これらを悪用したとみなされた場合は、海外FX業者の利用規約違反となり、「利益の取消」や「口座の凍結もしくは永久追放BAN」の処置となります。
海外FX業者の口座開設ボーナスの利用規約違反事例
具体的には、口座開設ボーナスは海外FX業者がプロモーションとしてより多くのトレーダーに取引、口座を開設してもらうための施作です。
ですので海外FX業者ごとに1名義で生涯1度だけとなります。これを悪用してとみなされる例をみてみましょう。
・同じ電話番号を使い、親族や他人の名前で登録して複数回口座開設ボーナスを獲得する。
・電話番号を変えて登録して口座開設ボーナスを獲得する。
・他人名義を借りて口座開設ボーナスを実際に別人が取引する。(名義貸しは貸した方も借りた方も法律上罪に問われます)
・口座開設ボーナスで同一海外FX業者もしくは別の海外FX業者で両建てする。(永久追放になり今後その海外FX口座で2度と取引できなくなります。)
これらは海外FX業者も厳重に審査しており、審査に時間が掛かったりする部分はこのような不正を検知するために徹底的に行われているためだと言えるでしょう。
仮に過去に同一の海外FX業者を利用していて誤って口座開設ボーナスが獲得できていた場合も、自己申告でカスタマーサポートへ連絡を入れておくべきでしょう。
海外FX業者の入金ボーナスの利用規約違反事例
海外FX業者では、トレーダーの方がより安心して取引できる環境を提供するために、入金した資金を増やして取引ができる入金ボーナスのプロモーションを提供しています。
入金ボーナスとは、例えば海外FX業者が100%のボーナスを提供していた場合、5万円の入金をすると5万円分の取引クレジットが獲得できるので、ボーナス分の5万円は出金できませんが10万円分の取引ができるので、安心して取引に臨むことができます。
特にこの辺りは「知らなかった」では済まされない事も多いので、例え他人から儲け話や、簡単なバイトなどとそそのかされても乗らないようにしておきましょう。
・他の海外FX業者でもボーナスを貰い、同じ取引商品をそれぞれ売りと買いで両建てを行う。(アービトラージと言います。)
・ひたすら同じ取引商品の買いもしくは売りを注文し、極端に勝つか負けるかのギャンブルトレードを行う。
・他人名義で入金ボーナスを得てトレードする。
・他人に自分の名義を貸したもしくは指示されて入金ボーナスを得てトレードする。
・入金ボーナスを得るための資金を他人からの資金で行う(他人が送金したものを海外FXに入金することは違反です)
・入金ボーナスで増えた資金で経済指標発表時の大きな動きにギャンブルトレードもしくは指値注文を入れて買いと売りを入れてストップアウトもしくは極端に大きな利益になるよううなトレードを行なう。(ゼロカットの悪用)
海外FX業者の入金ボーナスについては利益の取り消し、口座の凍結になるケースもありますので、SNSやLINEなどのコミュニティで勧誘されるようなところから口座を開設していると、いつの間にか知らぬうちに犯罪に加担していたというケースもあります。
他人や他者からの助言やアドバイスは参考程度にして、口座開設の意思決定は必ず自分自身で決めようにしましょう。
また、運営歴の浅い新興ブローカーですと最悪の場合入金した資金も戻ってこないケースもあります。当サイトでは新興ブローカー、出金拒否リスクが大きいと考えられるブローカーは推奨していませんので、SNS上である爆益報告やインフルエンサーのプロモーションには気をつけるようにしておきましょう。
公式サイトのホームページの説明が一見良さそうなブローカーでも多くの事例があります。
海外FX業者選びを適切に行なうことが余計な心配をせず取引する為のキーポイントになります。
海外FX業者での禁止事項
海外FX業者で取引するには禁止行為の取引はしないようにする必要があります。
その中で、禁止事項は守らないとどの海外FX業者でも利用停止、口座凍結処分になります。
知っていれば、「知らなかった」で終わることなく気持ちよく海外FXでトレードを続けることができます。
また、一度一つの海外FX業者で口座凍結処分になると他の海外FX業者で口座承認がおりない可能性や、忘れた頃に海外FXで取引したい場合に取引ができなくなる場合などもありますので避けたいところですね!
ボーナスの不正利用(アービトラージ)
前述の通り、ボーナスの不正利用は口座開設ボーナス、入金ボーナスを提供しているどの海外FXブローカーでも厳しく禁止されています。
特に取引上では、ボーナスを利用した会社間を跨いだ「両建て取引(ボーナスアービトラージ)」、「一方通行で証拠金を使い過ぎたロスカットにより近いところでのギャンブル取引」、
一般的な規約面では「ボーナスが受け取れる口座を本人以外の方がトレードする名義貸し」などが挙げられます。
口座開設ボーナスも海外FX業者側が無料で提供しているクレジット(出金不可)ですのでプロモーションの意図に反するようなものは口座の凍結、追放対象となります。
また、入金ボーナスもロスカット前提にしたような取引は海外FX業者がゼロカットシステムという証拠金残高がゼロ未満にならないシステムのため、海外FX業者がトレーダーに代わりロスカット分を清算しているためこれらを悪用したとみなされる場合は最悪の場合利益の取り消し、口座の凍結処分となります。
レイテンシー取引
海外FXでは業者ごとに提供しているLP業者(リクイディティプロバイダー)と複数契約していますが、業者によって0.0秒単位でチャートが遅れてしまうことがあります。
この差を利用した瞬時で売買をするスキャルピングなどのEA(自動売買)を利用した取引、仮に裁量取引(自分の手で取引する方法)でも禁止されています。
これを悪用して取引をすることは他のトレーダーにも適切な価格で約定出来なくなる可能性を踏まえて、厳しい処置が下されます。
窓あけを狙う取引
海外FX業者での会場はほとんどの取引商品で日本時間の早朝に相場が始まりますが、通常開場時はほとんどの取引者が一般的にはおらず、前日のクローズ価格から開場時に極端に上がったり下がったりすることがあります。
しかし、数分後で元の価格に戻ることが大半でこの短期間を狙った取引での利益は認められない可能性があります。
理由としては開場時の価格は本来は存在しないような価格がチャート上に表示されており、海外FX業者の提示する価格と大きな値幅が出ると海外FX業者にとって大きな損失となる可能性が極めて高いため、これらを狙ったような取引は禁止されています。
経済指標でのギャンブルトレード
海外FXではハイレバレッジを活かして大きな利益を得るチャンスがあると言えます。
しかし、海外FX一番の大きなメリットは「証拠金が0未満にならないゼロカットシステム」です。つまり、追証が発生しないので入金額以上に資金を失うリスクは一切ありません。
逆に言えば海外FX業者が証拠金がマイナスになった分の負債を海外FX業者がカバーしてくれています。
これを何度も少ない証拠金でロスカット狙いで経済指標発表時の数10Pips〜100Pips程度の動きのギャンブルトレードを大きなロットでトレードしていると海外FX業者のカバー分ばかりが増えることになります。
海外FX業者によっては1発退場もありうる状況ですので、基本的にはこれらの取引は禁止行為であると認識しておきましょう。
経済指標時の両建て、指値注文
上記に続き、経済指標時に大きなロットで取引する以外に海外FX業者の利用規約に禁止事項と明記されています。
経済指標時の両建て(例:ドル円の買い売りを同時に建てる)、経済指標前に指値注文を買いと売りで入れるなどの取引をすることです。
こちらも前述と同様、海外FX業者にとってはゼロカットシステムにてカバーコストが大きく掛かるリスクとなりますので、これだけを狙った口座の開設、取引の場合は海外FX業者から口座凍結のリスクがある点には気をつけておきましょう。
過度なスキャルピング
海外FX業者でのスキャルピング(短期取引)の定義付けはそれぞれあると言われていますが、基本的に過度なスキャルピング(秒単位)などの取引がメインの場合は海外FX業者から警告を受ける場合があります。
スキャルピング自体は禁止となっていませんが、数秒単位で取引を大量に行なうと、国内、海外問わず、口座凍結処分などとなるケースが多々聞かれます。
海外FX業者へ事前に問い合わせてもなかなか明確に答えてもらえることはなく、禁止事項と言い切ることはできませんが、過度にやり過ぎていると感じたら他の戦略でも取引を満遍なく行なうなどしておいた方が良いでしょう。
過度な朝スキャルピング
日本時間の早朝の朝スキャルピングは業者によって禁止されているところもあればそうではないケースもありますが、どの業者でも早朝の優位性を活かしたスキャルピングを行うこと、EAなどの利用は原則として推奨していないと考えられています。
現在利用中の海外FX業者で朝スキャルピングのEAなどの利用が認めらている場合も将来的には認められなくなってしまうケースも考えられるので、インフルエンサーから購入もしくはインフルエンサー指定の海外FX口座の開設をする際はこれらも踏まえて余計な時間を浪費してしまう可能性も踏まえてよく検討しましょう。
朝スキャルピングは流動性の低い時間に海外FX業者はより低いスプレッドを提供する為の企業負担であると言われている中で極端に集中するとサーバー負荷の面から約定に影響が出てきてしまい、いずれは警告の連絡を受けてしまうリスクがあると想定されるからです。
普通通り取引すれば海外FX業者の利用規約には抵触しない
FX業界では「裏技」のような攻略方法が様々投稿されており、大半はLINEやSNSのコミュニティへ誘導されるようなものが散見されます。
一見、簡単に爆益となりそうなものでも、実は海外FX業者の利用規約に大きく違反していたり、名義貸しなどに知らずのうちに加担してしまい、犯罪を犯してしまっているケースもよくあります。
特に見ず知らずのSNSで知り合ったようなケースはあまり信用しないのがベターと言えます。特に紹介された海外FX業者が偽物であったりして、そもそも入金しても返金が一切行われるわけもなく持ち逃げ前提で投資を持ちかけられている、などの詐欺が多く多発しています。
そうならないためにも海外FX業者選び、トレードの戦略は一見遠回りのようですが自分自身で行うようにしましょう。
FX取引は他人と共にやると孤独ではなくなる部分もありますが、本当に長期的に利益を積めている方は自分自身で積み上げて失敗も重ねてきた貴重な戦略を簡単に他人には公開しないというのが投資の世界の常識です。
本末転倒にならない為にまずは信頼できる海外FX業者を選びましょう
海外FX業者の数はたくさんありますが、過去に入金しても入金元本までもが返ってこない業者が残念ながら存在しています。
それは過去のみではなく、現在もコピートレードを謳っていた海外FX業者Amazing Tickに投資したトレーダーが大きな損失が出るなど、いわくつきの海外FX業者も多々あります。
とにかく、海外FX業者選びでは、プロモーションの大きさや、正体が明確ではない限り大きな資金力があるなどのキャッチコピーなどに惑わされて入金して取引することはリスクが大きすぎるので避けておきたいところですね!
当サイトで自信を持ってお勧めする海外FX業者3選!
当サイト海外FX応援隊で自信を持ってオススメ、信頼できる海外FX業者の3選を見ていきましょう!
※当然の事ですが口座開設と取引の責任はくれぐれも自己責任でお願い致します。
オススメ1 信頼度抜群、長く日本トレーダーに愛用されているXM
総合評価 | 90/100 |
取引環境/コスト | 17/20 |
プラットフォーム | 15/20 |
プロモーション | 18/20 |
ライセンス | 20/20 |
信頼性 | 20/20 |
スプレッド | ドル円0.9Pips〜 |
レバレッジ | 最大1,000倍(為替、ゴールドなど) 最大500倍(仮想通貨) |
プラットフォーム | MT4/MT5 |
ボーナス | 口座開設ボーナス1.3万円 入金ボーナス最大100% |
入出金 | 手数料無料※40万円未満の出金は手数料2,500円 |
ライセンス | 申し分なし |
押しも押されぬ信頼度安定性抜群の海外FXブローカーと言えばXMでしょう。シンプルでみやすいマイページや、初心者向けに無料セミナー(日本語)もあります。極口座ではドル円0.9pipsからと非常に狭いスプレッドで取引コストも素晴らしく、最近では仮想通貨の最大レバレッジを500倍に上げたことで業界トップクラスになりました。
オススメ2 2001年からの長い運営歴のeasyMarkets(イージーマーケッツ)
総合評価 | 85/100 |
取引環境/コスト | 15/20 |
プラットフォーム | 20/20 |
プロモーション | 10/20 |
ライセンス | 20/20 |
信頼性 | 20/20 |
スプレッド | ドル円1.2Pips〜(MT4完全固定、MT5変動) |
レバレッジ | 最大2,000倍(為替、ゴールドなど) 最大400倍(仮想通貨) |
プラットフォーム | MT4/MT5/TradingView/独自プラットフォーム |
ボーナス | 口座開設ボーナス5,000円(当サイト限定) 入金ボーナス最大50%/再入金ボーナス20% |
入出金 | 手数料完全無料 |
ライセンス | 申し分なし |
2001年から運営している信頼感、安心感抜群のブローカーです。日本市場参入は2019年からと他社に比べて後発ですと2001年から運営を長く続けているという点では「出金拒否」などの心配をしなくても大丈夫です。また、取引プラットフォームにTradingViewがあり、オリジナルプラットフォームではオプション取引のeasyTradeやバニラオプションも取引可能となっており、他社にはないユニークで多種多様な取引環境を提供している点もGoodです。MT5なら最大レバレッジ2,000倍のトレードが出来るのも非常に魅力的と言えます。
当サイト限定5,000円の増額入金不要ボーナス
オススメ3 楽しい機能が満載の海外FX業者BigBoss
総合評価 | 84/100 |
取引環境/コスト | 13/20 |
プラットフォーム | 15/20 |
プロモーション | 20/20 |
ライセンス | 17/20 |
信頼性 | 19/20 |
スプレッド | ドル円0.9Pips〜(プロスプレッド口座) |
レバレッジ | 最大2,222倍(為替、ゴールドなど) 最大100倍(コモディティなど)最大50倍(仮想通貨) |
プラットフォーム | MT4/MT5 |
ボーナス | 不定期入金ボーナスあり |
入出金 | 一部有料(5万円未満の銀行送金入金は1,000円程度の手数料) |
ライセンス | 申し分なし |
豊富なプロモーションの「入金ボーナス」が開催されたり、「BBP(ビッグボスポイント)」などユニークな取引に使えるボーナスがガチャでもらえる機能が特徴のBigBossです。その反面、ややスプレッドはプロスプレッドで0.9Pipsながら手数料が往復9ドル発生するなど、ボーナスと2,222倍のハイレバレッジの代わりに「手数料重視」の方にはボーナスやポイントを含めてBigBossを評価してみるといいかもしれません。